共に語ろう。共に変わろう。私たちのミライのために。
代表者:永田浩史 所在地:真庭市 設立年:2020年 メンバー数:15名 助成年度:2023年度 教育文化活動助成(3ヵ年助成)
活動の目的
地域・行政・高校の連携を強化し、プロジェクトに参加したすべての人の、「持続可能な社会の主体的構成者」として資質・能力を育成し、目の前にある課題を「自分事」として捉えることができる人材、ひいては中山間地域・地方都市の活性化を担うキーパーソンとなることができる人材を育成することを目的としている。
活動の内容及び経過
4月下旬〜9月中旬
・フィールドワークを通して、地域の魅力と課題を収集。
9月下旬〜1月上旬
・6班・7プロジェクトで、提案型インターンシップを実施。
(蒜山大根活用PJ、蒜山の新スイーツ開発PJ、蒜山紹介動画作成PJ、芝ジブPJ、川遊びPJ、切り干し大根活用PJ、v-tuberPJ)
1月中旬〜3月
・成果発表会と、地域との意見交換会「蒜山ミライ会議」の準備。
・蒜山中学校2年生に向けた成果発表会を開催。
・蒜山校地生と地域の方々に向けた成果発表会、「蒜山ミライ会議」の開催。
・活動の振り返りとまとめ、次年度への接続。
活動の成果・効果
・蒜山大根活用PJは、蒜山大根を使った新レシピの開発を行った。地域の方のアドバイスを受けながら、大根入りたこ焼き(ダコ焼き)を完成させた。また、収穫体験を経て大根農家の儲けの少なさや廃棄大根の多さを知り、消費拡大を図る方法にも思いを馳せている。
・蒜山の新スイーツ開発PJは、土産物になるスイーツの開発を手掛けた。動機は、販売されている蒜山土産が県内他地域や県外製造のものが多いことに気付いたことである。地元パティシエの指導・助言を受けながら開発を進め、地域のキャラクターをモチーフとしたアイシングクッキー体験教室の開催を検討している。
・蒜山紹介動画作成PJは、蒜山の四季を高校生目線で紹介する動画作成を行った。映画監督や音大教員に指導・助言を受けながら撮影・編集を進めた。
・芝ジブPJは、雪がない季節でもウインタースポーツが楽しめる施設と、子供が安心して遊べる公園づくりとに挑んだ。そり遊びができるよう工夫を重ね、近隣の小学校の協力の下、生徒と児童が一緒に滑る体験ができた。
・川遊びPJは、蒜山の自然環境の素晴らしさをPRし、リピーターを増やそうと活動した。蒜山地内の川を視察・調査して、川遊びの拠点地の選定を行った。
・切り干し大根PJは、蒜山大根が季節を問わず利用でき、土産物としても期待できる切り干し大根のレシピ開発を行った。失敗を重ね、地元飲食店の料理長に指導・助言を受けながら、成功例を増やしていった。
・v-tuberPJは、真庭振興局と津山高専開発のv-tuberを活用して、若者をターゲットとした蒜山の紹介動画を作成した。現役v-tuberの声優の方に指導・助言を受けながら動画を完成し、投稿サイトにアップロードできた。
今後の課題と問題点
「地域の未来を『自分事』として捉え、協働して『最適解』を見つける」という地域全体の意識改革は、わずかずつではあるが浸透してきたと感じている。「地域の未来を担う『次世代』とは、すべての地域住民である。」と本校地卒業生は言ったが、その『次世代』一人ひとりが地域の魅力と課題を意識できるように、活動の成果を地域に発信する必要がある。