廃材を利用したエコアートのワークショップを行い環境問題とアートを学ぶ

団体名:サンサポートオカヤマ
代表者:ボウズ満恵 所在地:岡山市 設立年:2018年 メンバー数:5名
助成年度:2021年度 教育文化活動助成
  • 参加者とメンバー
  • エコアート作品
  • 講師綾海さん
  • 制作の様子

活動の目的

サンサポートオカヤマは平成30年西日本豪雨以降被災地の子どもたち、また子育て中の親を中心に支援活動を行ってきました。
継続支援の中で最も重要なことは平素より人々がつながっていること。
復興への願いと未来への希望を込めた企画で、つながることの大切さと岡山で生まれた資源(エコ資源と人の資源)を結ぶことで子どもたちの未来を想像し創造する。
また、新たな出会いを通じて協力し合うことを経験できるワークショップにする。

活動の内容及び経過

廃棄されるはずだったものに目を向け廃棄物に新しい価値を創造するエコアートアーティスト「綾海」さんを講師として招き、㈱ジョンブル様からご提供いただいたデニム生地などエコ資源を使用し「桜」を制作。1本の木をたくさんの参加者で彩り花を咲かせて完成させる。
テーマは「10年後の未来に私たちが残したいもの」。出来上がった作品は一定期間展示し、市や町への提言として提出する循環型ワークショップを行いました。
また当日参加者の名札なども廃材を利用して作成するなど、イベントテーマを大切にした空間を心がけました。

活動の成果・効果

ワークショップ当日は14名のお子さんが参加。
ワークショップの前に綾海さんから、ゴミが増えるとどうなる??といった内容のお話があり、エコ資源を使用することの意味を子どもたちにもしっかり伝えることができました。
始まってからは様々な年齢層のお子さんがいたため、簡単な作業から細かい作業まで分担して進めました。子どもたちの発想は非常に自由で「桜」だけに留まらない鳥や動物たちが楽しそうに遊んでいる作品が仕上がりました。エコアートというしっかりとした目的の中、子どもたちはそれぞれの個性を尊重しあって作業を進めることができ、災害時に大切な自助、共助といった概念に通じる体験をできたと思います。

今後の課題と問題点

集客について。
コロナ対策でイベントが減少した後、集客が非常に難しくなっていると感じます。
SNSを利用した集客をメインとしていますが、今後はそれ以外の方法も模索していく必要がある。新たな出会いや学びのためにも新しい参加者の方にどんどん知ってもらう必要がある。

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