こどもたちが主体的に活動し、地域社会になじみ、地域を支える社会人となるように育成する

団体名:一般社団法人やかげ小中高こども連合
代表者:井辻美緒 所在地:矢掛町 設立年:2014年 メンバー数:80名
助成年度:2021年度 教育文化活動助成(3ヵ年助成)
  • ゴミが落ちてるからきれいにしたい
  • 小中高生で振り返り
  • 「やかっぴーかき氷」試作
  • 「被災地に学ぶ」交流会@オンライン

活動の目的

年代を超えてこどもたちが主体的に活動し、地域社会になじみ、地域を支える社会人となるように育成するとともに、中山間地域の地域おこし・地域創生における若者の役割を自覚させ、矢掛町の発展・充実・振興に資することを目的とする。

活動の内容及び経過

【被災地に学ぶ交流会】自然災害にあったことある人ない人、それぞれの思いを共有することが大事です。オンラインが可能になって遠くでも「思いを届ける」ことができるようになってきました。
【やかげSDGsカード】SDGsのことを学びます。SDGsをもっと身近なこと、自分事として、考えるカードを使って学んでいます。町内外の小中学校へ講師として参加しています。
【通学路がゴミが落ちてるからきれいにしたい】ゴミ拾いしたいけどひとりじゃちょっと。小中高生でゴミ拾いです。小田川の橋から橋までの間の土手の両側をすることになりました。プラスチック容器は何ゴミになるの?これも役場にいって聞かんとなぁといいながら分別。ゴミ袋13袋になりました。
【ドングリ食べる会開催】みんなでどんぐり食べたいっ!!苦いし、えぐいみたいやで・・・という周りの言葉に負けずなぜか賛同を得て開催。メニューはどんぐり炊き込みご飯。
【2月のYKGカイギは完全オンライン】今回はmeetでやってみました。さすが高校生たちはiPadを学校でも使っているので慣れっこのようです。カイギ進行の打ち合わせもlineテレビ電話。アプリを駆使しながら進めます。2ヶ月に1度の会議。
【やかっぴーかき氷】YKGといえば、やかっぴーかき氷。かき氷機も購入しやる気満々です。小中高生で試作会。役場との交渉・原価計算と高校生が手腕発揮。

活動の成果・効果

地域課題解決活動にこども自身が参画していく活動を通して、地域の未来を担う能動的主体としてこどもたちが成長していくとともに、参画を通して地域の変容を期待する。YKG60は、環境問題から始まり発展してきた。地域に目を向けた小中高校生を含む地域住民は、さらにグローバルな視点を持ち始めている。田舎に住んでいてもインターネットやSNSを活用することで海外と交流するまでの効果を期待する。

今後の課題と問題点

コロナ禍で小中高と異年齢の集団で活動することは大変困難であった。感染予防対策をとりつつ、3密を避けて活動を見直していく必要がある。
矢掛町は少子高齢化・定住人口の減少などの課題を抱えている。多様化・高度化する生活意識の変化に対応し、生き生きと豊かで快適な生活が送れるよう、生活基盤の整備や自然と人が共生できる環境の確保を図るとともに、地域社会における人と人との交流を深めるための取り組みを進めていくことが必要となっている。

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