ぼくが、わたしが活動を始めた理由

子どもたちがワクワクするグローバルな学びを

GifTree 代表 井本亜希

  • 知る
  • 2025.02.06

海外への憧れを抱いた中学時代。グローバルを感じる活動がしたいと思い始めて20年以上が経ちました。ローカルに目を向けるようになったのは、ある国際交流プログラムに参加した大学生の頃です。多国籍の青年たちと共同生活を送りながら、互いの言語や習慣を尊重し、国籍を越えて、世界とのつながりを感じる。交流プログラムで出会った友人の「We are ONE.(わたしたちはひとつ)」の言葉が今でも忘れられません。

文化交流や課題解決に向けたディスカッションをする中で、「平和な社会の実現のために、国籍、人種、宗教、世代を越えて、多種多様な人が交わりあう機会や場をつくりたい」。そう思い、10年前に岡山に戻り、活動を始めました。

地方にいても、世界とつながりながら活動がしたいという思いで、地域に暮らす海外にルーツをもつ方々に協力してもらいながら、様々な言語や文化、習慣、生き方に触れる機会を、主に子どもたちに届けています。現在は、昨年4月に仲間と立ち上げたGifTreeのメンバーとして「グローバル」「サイエンス&テクノロジー」「食」等をテーマに、Asian Hope Lab.(アジアンホープラボ)を交流拠点として活動をしています。

様々な生き方や考え方、文化習慣に出会うことは、人生の幅を広くし、心を豊かにしてれます。私たちGifTreeのミッションは、子どもたちがワクワクするグローバルな学び。世界を意識し、世界を知り、自分の暮らす地域で世界とつながる。人と人をつなぎ、「ちがうね!」「一緒だね!」と、多様性と共通性を感じながらローカルでグローバルな活動を今後も展開していきたいです。

バラライカ・三味線・チェロを聴き比べよう
アースボールで世界をのぞいてみようWS

〈出典〉ふえき 85号(2024年9月25日)